

「やる気が出たらやる」は、だいたい来ないです…。
だから、やる気じゃなく条件反射で動ける形にするとラクになります。
そのための形が If-Then(もし〜なら、私は〜する)。
これは心理学では実行意図(Implementation Intentions)と呼ばれていて、目標を行動に変換するための定番の型として扱われています。
If-Thenは「決意を強くする」より、迷う時間を減らすためのものです。
条件が来たら、やることが1つに決まっている。だから、気持ちの波に引っ張られにくくなります。
ただし、前提として「やりたい目標」があることが大切です。
イヤイヤの目標だと、条件反射が作りにくいです。実行意図の整理でも、その点が強調されています。
条件は「必ず起きるもの」に寄せる
良い条件は、毎日ほぼ必ず起きて、見逃しにくいものです。
例)歯を磨いた後/席に座った瞬間/PCを開いたら/コーヒーを入れたら
| 弱くなりやすい条件 | 強くなりやすい条件 |
|---|---|
| やる気が出たら/時間が空いたら/気が向いたら | 机に座ったら/スマホを充電器に置いたら/入浴の前に |
条件が曖昧だと「いつ実行するか」が毎回ぶれます。
逆に、条件が固いと、行動が滑りやすくなります。
テンプレ①:開始テンプレ(始められない人向け)
もし椅子に座ったら、私はタイマーを25分にして、最初の1問だけやる
テンプレ②:障害テンプレ(スマホ・だるさ対策)
もしスマホを触りたくなったら、私は深呼吸を1回して、1行だけメモする
テンプレ③:継続テンプレ(途切れやすい人向け)
もし歯を磨いた後なら、私はAnkiを10分やる(10分で止めてOK)
コツは「やりすぎない」ことです。
もし最初から“重い行動”を入れると、条件が来ても体が逃げます。
小さく成功を積む方が、If-Thenは育ちやすいです。
| 弱い文 | 強い文に直す |
|---|---|
| もし時間が空いたら勉強する | もし机に座ったら、タイマー25分で1問だけやる |
| もし不安なら頑張る | もし不安なら、確認項目を1つだけ見てから進める |
If-Thenの「Then」は、行動が目に浮かぶほど強いです。
“がんばる”は行動が見えないので、別の言葉に変えましょう。
Q:何個も作った方が効きますか?
A:最初は1つがいいです。増やすほど混乱しやすいので、まず“1つが勝てる”状態を作ってから足す方が続きます。
迷いが多い人ほど、If-Thenは相性がいいです。
「条件は固く」「行動は小さく」。この2つだけ覚えておくと、ちゃんと育ちます☺