

勉強って、不思議なんですけど…
めちゃくちゃスラスラ進む日は「できた気」になるのに、あとで残ってないことがあるんですよね。
それを説明する考え方の一つが望ましい難しさ(Desirable Difficulties)。
その場では少し大変だけど、長期的には学習や転移(応用)にプラスになりやすい、という整理です。
望ましい難しさは、苦行を正当化する言葉じゃないです。
大事なのは、少しだけ思い出すのに手間がかかるくらいの難しさ。
逆に、難しすぎると折れたり、誤学習が増えたりします。
だから “望ましい” には、ちゃんと条件があります。
レバー① 間隔(Spacing)
まとめてやるより、間を空けて思い出す。
“忘れかけ”を拾うと、記憶が強くなりやすいです。
レバー② テスト(Retrieval Practice)
読み返すより、思い出す練習。
“分かったつもり”を壊して、弱点が見えるようになります。
レバー③ 混ぜる(Interleaving)
似た問題を固めず、少し混ぜる。
見分ける力が育ちやすいです。
レバー④ 生成(Generation)
答えを見る前に、自分で一回作る。
間違えてもOKで、むしろ“修正”が入ると残りやすいです。
| その場はラク(残りにくい) | 少しキツい(残りやすい) |
|---|---|
| 読み返し/同じ問題を連打/答えを写す | 間隔を空ける/自分テスト/問題を少し混ぜる/答えの前に1回考える |
“効く難しさ”は、筋トレで言うと「ちょいキツい重さ」です。
潰れるほど重いのは望ましくないし、軽すぎても伸びにくい。
だから、レバーを少しだけ回すのがコツです。
危ないサイン
こういう時は、難しさを下げるのが正解です。
例:テストを「3問だけ」にする/ヒントを1つだけ許可する/混ぜるのは最後の5分だけ。
“少しだけ”に戻すと、続きやすくなります。
Q:“少しキツい”の目安って?
A:自分テストで「6〜8割くらい思い出せる」ぐらいが一つの目安です。3割しか出ないなら難しすぎ、10割なら次は少し間隔を空けるのがちょうどいいです。
望ましい難しさは、気合いじゃなくて設計です。
まずは「最後に自分テスト3問」だけ、入れてみてください☺