「なぜ?」を3回で記憶が強くなる|精緻化リハーサルのやり方

「なぜ?」を3回で記憶が強くなる|精緻化リハーサルのやり方

精緻化リハーサル(elaborative interrogation)を“なぜ?3回”のテンプレで実践。効く条件・逆効果になりやすい場面・安全なやり方を具体例つきで解説。

「なぜ?」を3回で記憶が強くなる|精緻化リハーサルのやり方

暗記が苦手な人ほど、実は覚え方じゃなくて理解のつなぎ方で止まりやすいです。
ふわっと読んで「分かった気がする」で終わると、翌日すっと抜けます。

そこで使えるのが精緻化リハーサル(エラボレイティブ)
ざっくり言うと、「なぜ?」で自分の言葉に変換して、既に知ってることと結びつける方法です。

精緻化リハーサルは何をしている?

脳は「単語の列」より「意味のまとまり」の方が残りやすいです。
精緻化リハーサルは、新しい情報に“意味のフック”を増やすやり方だと思ってください。

ただし大事な注意点がひとつ。
“なぜ?”の答えが間違っていると、間違いを強化してしまう可能性があります。
なので、安全に使うには条件確認が要ります。

“なぜ3回”テンプレ(そのまま使える)

テンプレ:1つの事実に対して

  1. なぜ1:それは「何を防ぐ/増やす/減らす」ため?
  2. なぜ2:それが起きると、結果として何が変わる?
  3. なぜ3:自分の経験(授業・仕事・日常)だと何に似てる?

例(超ざっくり)

事実:「睡眠は記憶に大事」
なぜ1:覚えた情報が“散らかったまま”だと次の日に使いづらいから。
なぜ2:整理されると、思い出す入口が増えて再現しやすい。
なぜ3:スマホの写真をアルバム分けすると探しやすくなるのと似てる。

逆効果になりやすい場面(安全運用)

危ない場面 安全な運用
前提知識がほぼゼロで、理由を作れない 先に例題1つを見て土台を作る→その後に“なぜ?”を入れる
それっぽい理由を思いついて満足してしまう 最後に教科書の1行で答え合わせ(ズレを戻す)

精緻化は「自分の言葉」が武器になる一方で、「思い込み」も混ざりやすいです。
だから、最後の“答え合わせ1行”があると安心です。

練習メニュー(10分)

  1. 覚えたい範囲から1文だけ選ぶ
  2. “なぜ3回”テンプレでメモする(1〜2分)
  3. 教科書の該当箇所を見てズレを1つ直す
  4. 最後に「結局一言で?」を自分で書く

ちょっと独り言。
“なぜ?”って、ちゃんとやると頭が疲れます。だからこそ効きやすいんです。
ただ、毎回フルでやる必要はなくて、苦手な所だけに絞る方が続きます。

質問と回答

Q:“なぜ?”が思いつかない時はどうしますか?

A:まず例題を1つ見て、答えの形を真似してOKです。その後に自分の言葉に寄せる方が早いです。

精緻化リハーサルは、うまく使うと「暗記」じゃなくて「理解の貯金」になります。
まずは1文だけで試してみてくださいね☺